AndroMDA

次世代の開発技術

AndroMDA ロゴ

開発スタイルの統一は業界として必須だ。人材の流動性、複数企業のコラボレートが当たり前になっている現在、ある一定の基準の下、システム構築が行われなければならない。他の技術分野ではISOをはじめ、日本工業規格等の規格化が完成している。

プログラム言語の多さはそれ程問題ではない。どのような技術分野であっても専門家は存在するものだ。プログラム言語は手段でしかなく、結果は出力に現れるものなのだ。そう考えると統一が求められるのは設計に他ならない。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはAndroMDA、モデル駆動型アーキテクチャ(MDA)を実践するためのソフトウェアだ。

MDAに関する詳細は省くと、特定のモデリング技法(UMLが代表だ)を使ってモデル情報を作成し、それを元に各言語のスケルトンを作成すると言う開発スタイルだ。

AndroMDAの場合はXMIファイル(UMLの定義をXMLファイル化したもの)を読み込み、各言語(Java、.Net、HTML(?)、PHP)のソースを出力する。

MDAについては過去にあったCASEツールの焼き回しに過ぎないと言う批判もある。確かにMDAが真の正解かどうかは分からないし、失敗する可能性もある。だがだからと言って全くやらないと言う選択肢にはなり得ないと思うのだ。