Usable GUI Design

ユーザビリティの探求

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オープンソースが敬遠される理由の一つに、ユーザビリティの低さが挙げられる事が多い。技術者による技術者向けのソフトウェアについてはまだ良いが、最近はエンドユーザ向けも増えている中でこの傾向はいただけない。

現在のコンピュータが直感的で、非常に分かりやすいかと言われると、そうではないと言わざるを得ない。特に年齢が高くなると操作が分かりづらいための拒否と言う事さえあり得る。ユーザビリティとは慣れた人のためではなく、初心者さえ取り込めるように考えなければならない。

本日紹介するのはソフトウェアではなく、指南書だ(Creative Commons Licenseによる)。Usable GUI Design、正式には「Usable GUI Design: A Quick Guide for F/OSS Developers」なので特にオープンソース・ソフトウェア開発者向けのGUIに対するユーザビリティの注意点が書かれている。

読んでみると、これは何もオープンソースに限ったものではないと分かる。更に言えばWebブラウザ系のアプリケーションでも同様の事が言えるのではないだろうか。特にWebアプリケーションでは貧弱なGUIであるが故にユーザビリティが低くなる傾向にある。

分かりやすく、見やすく、シンプルに。基本と言えば基本であるが、とかく見過ごされがちだ。ユーザにあれこれ提供しようとし過ぎて、却って混乱させてしまっていないだろうか…今一度概観を見直してみて欲しい。

http://benroe.com/files/gui.html(原文:英語)

http://www.emptypage.jp/translations/benroe/gui.html(訳文:日本語)