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受け入れテストのフレームワーク

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eXtreme Programming(XP)は実践経験がないため、詳しくはないが、テストファーストと言う考えは共感が持てる。要件定義や基本設計の中でも動作を規定しているが、プログラム面からもそれを保証できる仕組みは必要だからだ。

XPにおけるテストは二つある。ユニットテストと受け入れテストだ。ユニットテストは有名だが、受け入れテストはそれ程でもない。

なにせ、受け入れテストはクライアントが作り、実行する必要があるからだ。それによって顧客がシステムの理解度を上げられるとあるが、何せシステムに疎いから依頼している訳で、書き方の基盤が存在しなければ行うのは非常に困難だろう。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェアはFIT(Framework for Integrated Test)、受け入れテストのためのフレームワークだ。

XPの優れている点は、テストファースト且つ自動化だと思う。これまである意味おざなりにされてきてしまったテストと言う項目に注目する事で、開発品質が上がっている。そしてそれらが自動で行われる事で、継続的な負担増を避けている。FITもそう言うコンセプトに則って、開発されている。

XPを導入していない開発現場においても、全くの不要と言う訳ではない。エッセンスは知っておいても損にはならないはずだ。そして取り入れられる部分から取り入れてみても良い、現状のまま流されてしまう事が一番の問題なのだ。まずは知り、そして学ぼう。

http://fit.c2.com/