シイラ

泳げ鱪(シイラ)君

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Windows環境の一番素晴らしい所は、対応ソフトウェアの多さだろう。昔言われていた安定性についても、Windows2000以降はほぼ問題ないレベルまで押しあがっているし、例えばテキストエディタ一つ取っても他のOSに比べて選択肢が多い。勿論、一般向けと言うレベルにおいてだ(初心者にviやemacsを使いこなすのは難しい)。

最近流行のタブブラウザにしても、Windowsは選択肢が本当に多い。たくさんあり過ぎて寧ろどれにしたらいいか迷ってしまう位だ。IE以外のブラウザもタブ表示に対応しているので、どのブラウザを利用するにしても、タブ表示の便利さは味わえる訳だ。

他の環境、Macintoshではどのようになっているだろうか。MacintoshはこれまでのMac OSを捨て、Mac OS XからUnixベースのシステムに切り替えた。そのため、これまでの資産は殆ど利用できなくなり、代わりにUnixベースのアプリケーションが利用可能になってきている。が、何分Windowsほどのユーザビリティは感じられない。

本日紹介するオープンソース・ソフトウェア、シイラはそんなMac OS用のブラウザだ。Appleが提供するブラウザSafariと同じレンダリングエンジンWeb Kitを採用する事でSafariと同レベルの画面表示が提供できている。

元々、Web Kitを利用したテストアプリケーションの開発からスタートしているシイラではあるが、現在では仕様も増え、Safari同等のブラウザを開発する事が目的になっている。目標はその次のステップ、ブラウザとしての今後の可能性を探る事なのだ。

オープン・アレキサンドリアでMacOS専用のアプリケーションを紹介するのは初めてかも知れない。ブラウザは今後のネット社会で果たす役割が大きいだけに、Appleではマス・ニーズを、シイラでは最先端のニーズをそれぞれ捉えていければ更なる発展が望めるのではないだろうか。

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