Markdownが開発者の間でデファクトのフォーマットになってきています。そうやって広まっていく中では、周辺ツールも充実してきます。今回はアノテーション、注釈に注目します。 Markdownでもワードプロセッサのように文書に対してコメントしたいと考える時があるでしょう。そんな時に使えるのがcgmd-browserです。

cgmd-browserの使い方

cgmd-browserのメイン画面です。タブに対応しているので複数のMarkdownファイルが開けます。そして文字を選択するとアイコンが表示されます。

そして鉛筆のアイコンをクリックするとコメントが書けます。

コメントするとフローティングで確認できるようになります。

cgmd-browserはazu/markdown-review-tool: Markdown review toolというMarkdown向けの注釈ツールを取り込んでElectronでラッピングしたソフトウェアになります。注釈した内容はJSONで書き出せるようになっており、さらにazu/markdown-review-to-issue: Markdown review data to issueというツールを使うとGitHubのIssueに書き込みやすい内容に整形してくれます。

cgmd-browserはnode/Electron製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

azu/cgmd-browser: Realtime preview for codegrid-markdown