レイトレーシングは波の線(伝播経路)を追跡することで、ある点において観測される画像・音像などをシミュレートする計算手法になります(via レイトレーシング - Wikipedia)。つまり目や耳に届く情報を逆に辿る(目や耳を発信元とする)ことで、オブジェクトの反射を計算に入れつつ結果としてどう見えたり聞こえたりするのかを予測します。 そんなレイトレーシングをビジュアル化するソフトウェアがPath Graphになります。

Path Graphの使い方

メイン画面です。

目やオブジェクトを動かすと伝搬経路も変化します。

オブジェクトを追加できます。

さらに目を追加することもできます。

動かしているところです。

現在開発中のバージョンでは実際に見えているオブジェクトの姿をビジュアル化できるようになっています。現実においてはすべて理想的に進むわけではありませんが、技術的にも興味深いソフトウェアです。

Path GraphはHTML5/JavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

Path Graph daseyb/pathgraph: Pretty visualizations for ray tracing algorithms