機械学習に注目が集まっていますが、それによって何ができるのかは開発者のアイディア次第と言えます。分かりやすい例としては画像から情報を抜き出したり、逆に画像に情報を付与するというものです。 今回紹介するPaintsChainerもそんな機械学習の実例と言えます。なんと線画に色をつけてくれるソフトウェアです。

PaintsChainerの使い方

PaintsChainerの例です。素材は鏡の国のアリス - Wikipediaから利用しています。

さらにヴィンテージブックイラスト 無料画像 - Public Domain Picturesより。

色合いはビビッドではなく、水彩的な柔らかさを感じさせるものになります。色の参考を追加していくと、より精度が高い作品が仕上がりますが、PaintsChainerのポテンシャルに任せてしまうことで思いもしなかった素晴らしい作品ができあがる可能性もあるでしょう。

PaintsChainerはPython製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

PaintsChainer pfnet/PaintsChainer: line drawing colorization using chainer