FirefoxではPDFの表示にpdf.jsを採用しています。表示は問題なく、普通に表示できます。さらにJavaScriptベースなので、外部からの操作もこれまでに比べると大幅に楽です。Web標準の技術で実装すると大きな恩恵があります。 そんなpdf.jsで表示されたPDFに対して注釈をつけられるのがPDFJSAnnotateです。

PDFJSAnnotateの使い方

実際に注釈をつけている例です。打ち消し線や、四角の囲みもできます。

テキストを書いたり、マウスで線を引くこともできます。ただし日本語は変換確定のタイミングで表示されてしまいました。

PDFファイルの回転もできます。

PDFに対するコメント(右側)もあります。

PDFJSAnnotateを使えばWebブラウザベースでPDFに注釈がつけられます。この内容自体は保存されないと思いますが、Webサーバ上に保存しておけば注釈を他の人たちを共有することもできるでしょう。再読み込みしても消えないのはlocalStorageに保存されているからです。

PDFJSAnnotateはJavaScript製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

PDFJSAnnotate instructure/pdf-annotate.js: Annotation layer for pdf.js