日本人は英語が不得意とされている割に、ミススペルに対して過剰に反応するように見えます。多少の間違いくらいであれば読めたりするので気にする必要はないと思うのですが、今は機械的にチェックできるようになっていますのでどうせなら自動チェックを走らせる方が良いでしょう。 今回はGoで作られたCLIのスペルチェックmisspellを紹介します。これを使えば開発用ドキュメントなどを一気に確認できるでしょう。

misspellの使い方

インストールは次のコマンドになります。

go get -u github.com/client9/misspell/cmd/misspell

そうするとmisspellというコマンドが使えるようになります。

実際の使い方としては引数にファイル(複数可)を渡すだけですが、ディレクトリ内の全ファイルを指定するのも可能です。

$ misspell ./**/*
./libopvp/opvp_rpc_core.c:152:3:found "initalize" a misspelling of "initialize"
./opvp/HPPageColor.c:383:71:found "infomation" a misspelling of "information"

さらに標準入力からも使えます。

$ echo "zeebra" | misspell
stdin:1:0:found "zeebra" a misspelling of "zebra"

英語は単語の頭とお尻があっていれば、中は多少入れ替えても読めると言われています。多少間違っていても読めれば良いわけですが、よくあるスペルミスをそのまま放置しておくのも格好悪いでしょうし、missspellコマンドでさくっと直すのが良いでしょう。

misspellはGo製のオープンソース・ソフトウェア(MIT License)です。

client9/misspell: Correct commonly misspelled words in source files