Web Fontが流行っていますが、日本語はなかなか広まりません。なぜかと言えば、欧文フォントに比べて日本語フォントは文字数が多く、サイズが肥大化する傾向にあるからです。いくら綺麗でもダウンロードに時間のかかるフォントは使えないでしょう。 そのため、日本のWeb Font配布サービスではページ上で使われているフォントだけを抽出してダイナミックにWeb Fontを生成する仕組みを提供しています。それと同等の仕組みを提供するのがJapontです。

Japontの使い方

Japontのデモページです。見ての通り、特徴的なフォントで表示されています。

文字を書きました。テストという文字はWeb Fontが適用されていません。

再読込しました(一部文字を消してしまいました)。テストという文字も適用されているのが分かるかと思います。

こんな感じで長文を書きます。やはり一部の文字はWeb Fontがあたっていません。

再読込すると全部の文字に適用されています。

Japontは画面上の文字を抽出して、その文字だけのWeb Fontを出力しています。そのため、最初の表示は普通の文字になってしまいますのでご注意ください。この仕組みは大手のWeb Font配信業者と同じ仕組みになります。後はCDNなどの用意さえできれば、綺麗な日本語Web FontがWeb上で使えるようになるでしょう。

JapontはPython製、Apache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアです。

Japont - 美しい日本語をウェブサイトに 3846masa/japont