JavaScriptは何となく書きづらい言語です。コールバックを多用したりしてネストが深くなってしまったり、prototypeで拡張して却って分かりづらくなったり…なんて経験はないでしょうか。筆者はそれがありすぎてCoffeeScriptに飛びついた派なのですが。 素のJavaScriptを記述している方にお勧めしたいのがJSCSです。JavaScriptファイルのコードスタイルをチェックしてくれます。

JSCSの使い方

JSCSのインストールはnpmで行えます。

$ npm install jscs -g

後は標準出力で渡すだけです。

$ cat test.js | jscs --preset=jquery --reporter=console
Invalid quote mark found at input :
     1 |a = 'Hello'
------------^
     2 |console.log(a);
     3 |

Should be one space instead of 0, after "else" keyword at input :
     4 |if (a == b) {
     5 |console.log("True");
     6 |}else{
-------------^
     7 |  console.log("False");
     8 |}


2 code style errors found.

例えばこんな感じにエラーが出ます。この場合、jQuery文法のプリセットを渡していますが、コードスタイルをチェックして独自の定義にすることもできます。

コードスタイルに問題があったからといって、プログラムが動作しない訳ではありません。しかし見づらいコードはバグを含む可能性が格段にあがるでしょう。pre-commitなどに仕込んだりすると、自動でチェックしてくれて面白いかも知れませんね。

JSCSはnode/JavaScript製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

jscs-dev/node-jscs