最近、Webフロントエンドフレームワークが増えています。jQueryもそうですし、Backbone.jsやAngularJSもあります。MVCフレームワークが多く、より効率的に大型なWebアプリケーション開発が行えるようになっています。 今回はその一つ、hifiveを紹介したいと思います。特徴としては企業でWebシステム開発するのに向いた機能を多数備えている点です。

hifiveの使い方

サンプルです。YouTubeを検索するWebアプリケーションです。

ページを開くのと同時に立ち上がるデバッガー。コントローラーやロジックが一覧されます。

イベントハンドラを表示したり、そのコードが確認できるようになっています。

トレースすることで処理の流れも把握しやすくなっています。

グラフのような企業で使いそうなUIライブラリもあります。

手書きのカンバス。業務システムでタブレット上でメモしたり、なんてニーズは確かにありそうです。

hifiveはWebフロントエンドとして使える一方、Eclipse向けにプラグインも提供されておりまさに企業ユースを想定した作りになっています。フレームワークとしてはMVCが基本で、さらにロジックと呼ぶ計算処理だけを担う部分と、モデルをまとめたモデルマネージャ(DBで言う所のテーブルのような存在)もあります。

デバッガーと、ブラウザに入っているDev toolを組み合わせるとブレークポイントを仕込む場所を確認しやすくなったり、トレースしやすくなります。フレームワークが高度化すると、エラーが起きた際のデバッグがどんどんしづらくなっていくのはよく実感する所なのでhifiveはその点が便利です。

テンプレートエンジンはEJSを使っています。HTMLファイル内に埋め込むことも、外部ファイルとして切り出すこともできますので規模に応じて選択するのが良いと思います。jQueryとの連携もできますので、既存のWebアプリケーション内に組み込んで使うこともできるでしょう。

セミナーのご案内

8月6日(水)に企業向けWebシステムを開発する際にhifiveをいかに使うかセミナーを行います。MOONGIFTも司会として参加しますのでぜひご参加ください!

HTML5 企業Webシステム開発セミナー - connpass

hifiveはHTML5/JavaScript製、Apache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアです。

hifive - HTML5とスマートフォンのための開発プラットフォーム - hifive hifive