Webサイトをデザインする際にテキスト部を「あああああ」などで埋めたりします。これでは何となくイメージがわきづらいという問題があります。また文字が短い場合、長い場合など様々なパターンの文字を作る必要があります。 そこで使ってみたいのがAozoraです。有名な小説などから文字を適当な長さの生成してくれます。

Aozoraの使い方

AozoraはRubygemsでインストールできます。

$ gem install aozora

後はオブジェクトを作るだけです。

puts Aozora.new
#=> "私はその人を常に先生と呼んでいた。だからここでもただ先生と書くだけで本名は打ち明けない。これは世間を憚かる遠慮というよりも、その方が私にとって自然だからである。私はその人の記憶を呼び起すごとに、すぐ「"

文字数も決められます。

puts Aozora.new(:bocchan, 23)
#=> "親譲りの無鉄砲で小供の時から損ばかりしている。"

実行しているところ。

元になる小説は夏目漱石のこころ、坊っちゃん、吾輩は猫であるや太宰治の走れメロス、パンドラの箱、女生徒などの日本人作家、さらにLorem ipsum、A Christmas Carolなどから選択することができます。

明らかにダミーと分かるテキストよりも、それっぽい文章が出てくれる方が具体性が増すのではないでしょうか。また文字数が変更できるので短い、または長い場合の表示具合についても確認が容易になるでしょう。

AozoraはRuby製、MIT Licenseのオープンソース・ソフトウェアです。

tanimichi/aozora