ITエンジニア/デザイナ向けにオープンソースを毎日紹介

2010年はiPhoneなどスマートフォン向けのツール、ソフトウェアに人気が集まったようです。スマートフォン最適化サイトは今なお人気のあるジャンルで、トレンドに合わせて様相が変化しています。これからもきっと新しいテーマが登場してくるはずです。

5. シンプルなWindows用Linuxコマンド集「Gow」

Gow

現代版cygwinといった感じのソフトウェアです。Linux系のコマンドをごそっとWindowsでも使えるようにしてくれます。仮想化ではちょっと敷居が高いという場合は良いのではないでしょうか。

Home · bmatzelle/gow Wiki

4. スマートフォン最適化サイトの本命か「jQuery Mobile」

jQuery Mobile

jQuery Mobileは2010年10月に登場です。もっと流行るかと思ったのですが、あまり使われていないですね…デザインや仕組みでちょっと束縛が強すぎたイメージがあります。Zepto.jsがその点をうまくやっているといったところでしょうか。

jQuery Mobile

3. iPhone向け最適化Webサイトを構築するjQueryライブラリ「jQuery iPhone UI」

jQuery iPhone UI

iPhone最適化サイトへの注目が集まっている年でもありました。この手のデザインフレームワークはたくさん出てきています。とは言えiPhoneのデザインに引っ張られていますので、OSがバージョンアップして雰囲気が変わる度にテーマも全体的に引っ張られているようです。

jquery-iphone-ui - jQuery iPhone UI - Google Project Hosting

2. iPhone向けWebサイトを作るのに最適なテンプレート&JavaScript「moobile」

moobile

iOS 7が出ている現在からすれば懐かしいといった感じのデザインではありますが、こういったテンプレートを使っておくことでコミュニティベースでiOS 7風のテーマが作成される可能性があります。その意味では導入しておいて損はないのではないでしょうか。

wave2future/moobile

1. Gitを使って誰でもDropboxを作れる「RubyDrop」

Dropboxは今でも人気のあるサービスです。そんな中でクローンサービス、ソフトウェアも数多く生み出されています。当時から人気の高いGit + Dropboxというキーワードは皆さんの目を惹き付けたのでは?

meltingice/RubyDrop

2011年の人気オープンソース・ソフトウェア、ベスト5!

2011年はかなりバラエティーに富んだ内容になっています。セキュリティ、Web、Visioクローン、マインドマップそしてHTML5。それぞれ特徴があって面白いソフトウェアばかりです!

5. あなたのWebアプリケーションは安全か。Google製のセキュリティチェッカー「Skipfish」

Skipfish

元々オープンソース界隈はセキュリティに対して厳しかった気がするのですが、Webアプリケーションが広まっていく中で徐々に利用技術が広がって認識が甘くなっていったように感じます。そうした中でセキュリティをチェックするのもまたソフトウェアというのも面白いですね。

skipfish - web application security scanner - Google Project Hosting

4. ついにここまで…。jQueryで作られた本格的表計算ソフトウェア「jQuery.sheet」

jQuery.sheet

既にGoogleスプレッドシートがある中で技術的にできないことはないと分かっていつつもそれを実現するとなるとやはり敷居が高いものです。だからこそそれを実現するソフトウェアというのは注目に値します。jQuery.sheetであれば他のソフトウェア、基幹システムと組み合わせることもできるでしょう。

Project jQuery.sheet

3. これでVisioを使ったネットワーク図作成からおさらば?運用まで管理できる「Prime」

Prime

ほんのちょっと足りない機能がある、使い勝手が良いというだけで一気に金額が跳ね上がるとしたらとてもがっくりしてしまうでしょう。しかしオープンソース・ソフトウェアも常に進化しており、ユーザビリティがどんどん向上しています。PrimeはまさにVisioのある程度の機能までは実現しています。ぜひ触ってみてください。

Welcome to the Frontpage

2. これを待っていた。マインドマップ+GTD「MindOnTrack」

MindOnTrack

GTD、マインドマップ。どちらも生産性を向上させるためのテクニックです。この二つを合わせて損するところがあるでしょうか。道具は既にあるわけで、後はどう使いこなすかです。2014年もはじまったばかりですし、挑戦してみてはいかがでしょう。

MindOnTrack: GTD-compliant task manager with integrated mind maps, gtd mind map, todo mind map

1. これは凄いぞ!スマートフォン向けHTML5生成プログラミング言語「mobl」

この手の独自言語も様々に出てきています。問題はどれが習得コストに見合ったメリットを提供してくれるか、ではないでしょうか。飛びつくのは簡単ですが、ちゃんと継続的にメンテナンスされてシェアが高まってくれるかどうかが問題です。実際のところ、そこはやってみないと分からないですが、その嗅覚を高めておくとこれは!というのも自然と気付けるはずです。

mobl

2012年の人気オープンソース・ソフトウェア、ベスト5!

2012年はWeb系のソフトウェアが人気になっています。それにしてもjQueryはいつの時代も人気ですね…すごい。

5. プロジェクト管理に使ってみたい。jQuery製のガントチャートライブラリ「jQuery.ganttView」

jQuery.ganttView

jQueryで表示するガントチャートです。表示だけでなくデータのメンテナンスもできます。自作のタスク管理やプロジェクト管理に組み込んでみると面白いかも知れません。

thegrubbsian/jquery.ganttView

4. 開発時に。送信内容が確認できるダミーのSMTPサーバ「smtp4dev」

smtp4dev

システムでメールを扱う時には必ずダミーのメールサーバを使うようにしましょう。誤って顧客に誤送信なんてするとその謝罪やデータの取り扱いで不審に思われたりなんて事態になりかねません。転ばぬ先の杖ですね!

smtp4dev - Home

3. 小規模なWebサイトにぴったり。PHP製のメールフォーム「TransmitMail」

TransmitMail

やはりPHPはこれくらいのシンプルなスクリプトが好きです。メールフォームを作って、なんて言われるケースは多いのでこの手のスクリプトを一つ知っておくと汎用性があっていいのではないでしょうか。

TransmitMail - Copyright表示不要のPHP製汎用メールフォームシステム

2. Webプログラマ必見。HTML5のセキュリティチートシート「HTML5 Security Cheatsheet」

HTML5 Security Cheatsheet

HTML5は機能が増した分、セキュリティリスクも増えていると言えます。そういった情報をまとめておく試みはとても良いです。今後ますます利用範囲が広がっていくHTML5だけに内容を把握しておく必要があるでしょう。

HTML5 Security Cheatsheet

1. これはnode.jsの時代が来るか!?全て揃ったnode.jsフレームワーク「Tower.js」

Tower.js

個人的にnode推しなのでこういったフルスタックなフレームワークが出てくれるとよりnodeによる開発に弾みがつくのではないかと思います。MVCフレームワークなのでJavaScriptながらも見通しの良いコードが書けるのではないでしょうか。

Tower.js - Small components for building hardcore apps.

2013年の人気オープンソース・ソフトウェア、ベスト5!

去年なのでつい最近なのですが、既におお懐かしいと思ってしまったものもちらほら。オープンソース界隈の進化の速さを感じますね!

5. これは凄い!iOSアプリ内で動作するPHP「iPHP」

iPHP

Appleの規約上、App Storeでの配布こそ適わないものの技術的にはとても面白い試みです。近い将来、iPadでWebアプリを開発できるようになっているかも知れませんね。

rsky/iphp

4. Gumby - Bootstrapの強力なライバルになるか!?シンプルかつ強力なCSS3フレームワーク

Gumby

Bootstrap系のデザインフレームワークも多数出てきています。そのまま利用することが殆どない以上、カスタマイズ前提になりますのでスタイルシートのコーディングやHTML構造などがカスタマイズしやすいかどうかが肝になるかと思います。

Gumby - A Flexible, Responsive CSS Framework - Powered by Sass

3. まるでネイティブのようなUIを実現できる高機能JavaScript UIライブラリ「w2ui」

w2ui

こういったUIライブラリは今後重宝すると思います。業務システムもWeb化が進んでおり、その中ではいかにUIコンポーネントを充実させるかが鍵になるでしょう。知っておくとシステム開発がとても楽になるはずです。

Home | JavaScript UI - w2ui

2. iOSアプリのデザインをスタイルシートで行う凄い技術「Pixate」

Pixate

スタイルシート風の記述でiOSアプリのデザインができます。Webデザイナーからアプリへ転向している方は必見ではないでしょうか。Xcode以外でも、Titanium/Xamarin/RubyMotionと組み合わせられるのが便利です。

Pixate

1. Bootstrapベースの管理画面用テンプレート「Charisma」

Charisma

BootstrapはいわゆるBootstrap臭が気になると良く言われますが、管理画面であれば社内の人くらいしか使わないために利用されるケースが多いです。しかしCharismaを使えば半端じゃなく格好いい管理画面ができあがるでしょう!


MOONGIFTの現状とMobile Touch立ち上げ

10周年を無事迎えられたのは読者の皆様ならびにオープンソース・ソフトウェア開発者の方々のお陰です。誠にありがとうございます。

2013年09月に新しいメディアとしてMobile Touchを立ち上げました。この理由についてはまず現状のMOONGIFTについて説明しなければなりません。10年前の2004年当時、オープンソースの情報はとても少なかったため、プログラマーはMOONGIFTに訪れてオープンソースの情報に触れるのが多かったです。そしてオープンソースというキーワード自体が成長するのに伴ってMOONGIFTも拡大することができたのです。しかしこれが2010年くらいから様変わりし始めました。大きな要因としてはGitHubにあったのではないかと鑑みています。

つまりGitHubの登場によってオープンソース・ソフトウェアがカジュアルになり、その数や種類が膨大に増えたのです。そのためMOONGIFTでは取り込みきれないほどソフトウェアが増え、多様性が増したために捉えきれない情報が多くなったのです。そうなると自分が解決したい、または知りたい情報についてGoogleを頼る方が早くなる訳です。その結果、たまたまMOONGIFTが引っかかれば日本語で説明が読めると言った程度になったと言えます。もちろん自分の中で切望していない、新しい技術やソフトウェアの情報を知りたいと思ったならばMOONGIFTは今でも役立つと自負しています。

MOONGIFTの役割が終わったとはまったく思っていませんが、オープンソースというキーワードは既に10年前とはまったく違う道筋を歩み始めているのは確実です。そこで今後5年、10年を見据えた上でプログラマーやデザイナーにとって役立つ、羅針盤足り得るキーワードは何かと考えた時に思いついたのがスマートフォン/タブレットなのです。ここであえてスマートフォン/タブレットとし、iOSやAndroid、HTML5としていないのは意味があります。

それは現在のIT業界では新しいキーワードが続々登場し、一年後には廃れている(または忘れられている)キーワードがたくさんあるということです。iOSやAndroidにおいてもそれは同様で、そんな短いトレンドに左右されてしまうような情報を発信するメディアでは読者の信頼を勝ち取るのは難しいのです。それに対してスマートフォン/タブレットであれば、5年10年は揺るがないであろうと確信しています。今後プログラマーやデザイナーはこのキーワードから逃れることはできないと考え、そこで情報源として役立てて欲しいのです。

2014年MOONGIFTの挑戦

さてではMOONGIFTについてはどうでしょう。MOONGIFTでオープンソースを紹介するというスタイルは今後も変えるつもりはありません。ただしマンネリ化しているのは確かです。そこで今回行っているこの特集というスタイルを今後毎月行っていこうと考えている次第です。さらに言えばもう少し規模の小さい特集も隔週程度で提供していこうと考えています。

この特集と言うスタイルで考えているのは情報のパッケージングです。昨今のWebサイトにおいてはパーマネントリンク至上主義がはびこっています。各URL単位に情報が分かれているため、各タイトルがキャッチャーなものになったり、PVを稼ごうとムダにページネーションが増えたりします。また、露骨に広告を見せようとランディングページ全体が広告になっているケースもあります。これが読者のためになっているとは到底思えません。さらに各記事が速報性を重視する傾向にあり、調査期間も殆どない場合が多いです。MOONGIFTの特集コンテンツでは記事の企画から公開までを約2〜3ヶ月とみて行っていきます。そのためキャッチャーなワードではないかも知れませんが、プログラマーやデザイナーが今後を考える上で大事なキーワードにフォーカスしてまとめられると考えています。

情報のパッケージングとは雑誌と同じ形式と言えます。ただし雑誌の場合、特集一つで終われる訳ではなく小さな連載やら第二特集など一見すると不要な情報までついてきます。また紙媒体であるために情報の収集から雑誌の形で店頭に並ぶまでのタイムラグも大きいです。Webであれば特集だけで切り出して公開することも容易で、印刷などのタイムラグも存在しません。雑誌の良さをWeb向けに変換した形で配信できればベストと考えています。

10周年を迎え、さらにパワーアップしていこうとするMOONGIFT(ならびにMobile Touch)を今後ともよろしくお願いいたします!

2014年01月30日 中津川篤司


10周年記念特集!「オープンソース×10年」

 

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