サーバ台数が増えたら良いかも! サーバ管理者になると多数のサーバをまとめて管理しなければなりません。同じ構成にしている場合、ソフトウェアをインストールしたり設定を変えたりする際に同じコマンドを各サーバで実行しなければなりません。 2、3台なら良いでしょうが、それが10台などになると相当大変な作業になります。もっと台数が増えれば別な解決策もあると思いますが、10台くらいであればKeyBoxが手軽な解決策になりそうです。

使い方

KeyBoxはJavaの実行ファイルが配布されています。ダウンロードして解凍後./startKeyBox.shを実行すればサーバが立ち上がります。アドレスはhttps://実行マシンのIPアドレス:8443になります。httpsなのでご注意ください。

管理画面にログインします。デフォルトはadmin/changemeです。

最初にパスワードを変更します。

ログインしました。幾つかのメニューがあります。

最初にプロフィールを登録するようです。これで実行グループを分けられます。

さらに公開鍵認証のための登録もできます。

システムを登録します。パスワード認証の場合はパスワードも入力します。

ログイン成功になりました。

続いて別なサーバも登録します。

そしていよいよ実行するスクリプトを書きます。今回はまぁ変哲もないlsを実行するだけにしておきます。

スクリプトを登録します。

そして実行するサーバを選択します。

複数のサーバで実行し、その結果が表示されます。


スクリプトは登録しておいて何度も実行させることができます。定型作業を登録しておくと便利かもしれません。また、一つのサーバで実行してそこで実行された内容をコピーして他のサーバにも反映すると言った使い方も良いでしょう。 いずれにせよ同じ作業であっても人の手でやるとミスが発生しがちです。KeyBoxを使ってミスなく作業すると良さそうです。 KeyBoxはJava製、Apache License 2.0のオープンソース・ソフトウェアです。 KeyBox by skavanagh skavanagh/KeyBox